転換は安易にすると大損の可能性も
【転換は安易にすると大損の可能性も】
・「お子様がお生まれになったそうですね。早速今の4,000万円の保険を『転換』して、お子様のために5,000万円に保障を増やされたほうがいいですよ」と勧められたら、その営業員とは縁を切るべきです。
・「転換」とは、加入している生命保険を一旦解約し、解約返戻金相当額を、新保険の頭金(保険料の一部を前払いにすること)に充当するものです。従って、
@全く新しく保険に加入するよりは、保険料が頭金の分だけ安くなる。
A頭金に当てられる分は、解約して実際に受取る返戻金の額より少し多い。
B若いときに加入した保険、つまり現在よりも保険料の安い保険を解約することになる。
C折角貯まっていた解約返戻金分(つまり自分に権利のあるお金)を、また保険料として保険会社に払ってしまう(お金は保険会社のものになる)ということになってしまいます。
D保険会社は、解約ではないので、保険の始期(加入の時期)は継続されるメリットがある(例えば13年目以降に付く可能性のある「特別配当」は、最初の保険に加入した時から年数が数えられる)といいますが、払われないのか払われるのかわからない特別配当をあてにするのは愚かでしょう。
・「転換」が意味を持ってくるのは、保険の種類を変えたい場合です。「終身保険」に加入していたけれど、よく考えたら保障は必要ないので「年金保険」に変えたいというとき、解約して「年金」に加入し直すより転換のほうがAの理由で得になります。
・でも「定期付き終身保険」を保障額の大きい「定期付き終身保険」に転換するなら、BとCのデメリットが大きく、結局「大損」してしまいます。保障を増額したいなら、増額するか新しく保険に加入すればいいのです。その方が、絶対に得なのですから。
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ライフステージ毎に保険を見直さないと損しますよ!