保険金に贈与税がかかるケース
保険金に贈与税が契約形態によってはかかる場合があります。
贈与税は税率が高いので、契約の時には注意が必要です。
【個人年金に贈与税がかかるケース】
夫が個人年金保険の契約者となって保険料を支払い、年金を妻が受取る場合には、年金の支給開始時に夫から妻へ年金受給権の贈与があったものとみなされ、贈与税が課税されてしまいます。
さらに、毎年受取る年金については、雑所得として所得税がかかります。
妻が専業主婦で収入がなく、夫が妻の老後を考えてこのような契約をすることは考えられます。しかし、贈与税は所得税などに比べて税率が高いので、このような契約形態は極力避けたいものです。
【満期保険金に贈与税がかかるケース】
養老保険などの満期保険金が受取れる保険で契約者と受取人が異なる場合は、満期保険金に贈与税が課税されます。
例えば、夫が契約者で保険料を支払い、保険金を妻が受取るというような場合です。
いずれにしても高額の税金がかかるので、契約者と受取人は同一にするのが賢明です。
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