保障と生命保険
【保障と生命保険】
「保障を大きくするには『転換』がいちばん」は、大ウソ!
「転換」の第一のウリは「生命保険料をたった3,000円増やすだけで、2,000万円も保障が増えますよ」おまけに「この新しい特約、お客様の古いタイプの生命保険には付けられないんですけど、転換すると付けられるんですよ」と勧められたら、誰だってその気になってしまいます。
転換とは、既契約の保険の解約返戻金相当分を、新しく契約する生命保険の頭金(前払い保険料)にあてるため、全くの新規契約よりは(ここがミソ)保険料が安いというメリットはある。
でも、既契約には
@若いときに入った生命保険なので保険料が安い
A解約返戻金が貯まっている(終身保険の場合)
B予定利率が高い
という数々のメリットがあるのだから、これをむざむざと「転換」の名目で解約するのはあまりにももったいない話。『転換』は、有利な既得権を放棄させる。
保障を増やすには、(既契約が『定期付き終身』なら)定期保険特約分を増額する、別に『定期保険』に入るなどの方法がずっと合理的である。
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