定期付終身保険の見直し :生命保険見直し相談情報ナビ

【定期付終身保険（定期保険特約付き終身保険）】
定期付終身保険（定期保険特約付き終身保険）とは、日本のサラリーマン男性の9割方が入っていると言われている生命保険です。この保険は、保障が一生涯続く終身保険に一定期間だけ保証を厚く、高額にするために定期保険特約をつけたもの。
近頃は20倍型定期付終身保険、25倍型定期付終身保険などが主流で、20倍型は終身保険の保険金額の19倍の定期保険特約をつけて、合計保険金額が終身保険の20倍になるというものです。

例えば、300万円の終身保険に5700万円の定期保険特約が付いて合計6000万円という感じです。ですから、定期保険特約の期間が終わると、保険金額は終身保険部分だけになり、20倍型だったものが20分の1になってしまいます。さらに、終身保険はお金が貯まると信じられていますが、解約返戻金は、（無配当保険の場合）60歳くらいで保険金額の半分くらいになるのが目安です。

これだけ少ない貯蓄性保険は、本当に必要かどうか見直すべきでしょう。全部掛け捨て保険にして、保険料を安くする方が得とも思えます。この定期付終身保険（定期保険特約付き終身保険）は、途中で保障額が減るという保険の仕組みに問題があるのではなく、サラリーマンなどの働き盛りの保障を小さいコストで手当てしたいが、掛け捨てはイヤだし終身の保障も欲しいという欲張りな消費者に好かれる保険を考えた結果なのです。

だから、定期付終身保険（定期保険特約付き終身保険）の仕組みをきちんと理解して、早いうちに見直し、解約なり変更なりした方が良いのではと思われます。